所得には「労働して得るお金」いわゆる『労働所得』と、「労働せずして得るお金」いわゆる『不労所得』と言われる2種類の所得があります。
これだけ聞くと当然、労働せずして得られる不労所得の方が絶対いいですよね?
しかし、世の中の不労所得を得る人たちには、我々には知り得ない陰の努力や膨大な作業時間があったのかもしれません…
今回は、そんな「不労所得」と「労働所得」の違いについて、物語・図解・表などを交え、分かりやすく解説していきたいと思います!
ぜひ、最後までお読みいただけると幸いです。
『バケツ』をとるか、『スコップ』をとるか
まずはこの、ある男の物語から読んでください。

ある村に若い逞しい男が住んでいました。
その村には水源がなく、自給自足の暮らしを強いられる貧しい村でした。
そのため男は、村の人々が生きるために、毎日村から数百メートル離れた湖へ水を汲みにいっていました。
しかしこの作業は、とても時間と労力を要し、バケツ一杯に汲んだ水を、村と湖を何往復もして運び続けるという作業を毎日繰り返さなければなりませんでした。
そんな日が続いたある日、男は道の石につまずき地面に手を突いたことで、全治1週間のケガを負ってしまいました。
男のケガが治るまでの1週間までの間、男は働くことができないため、水が入ってこなくなり村はピンチとなりました。
なんとか貯蓄していた水で1週間を乗り切ったものの、男は焦るばかりでした。
「またケガを負ってしまったらどうしよう。」
「万が一、病気になり動けなくなってしまったらこの村はどうなるのか…」
そんな不安が募る日々を過ごしていたある日、男は閃きました。
「川と村に水路を繋げることができれば水を運ぶ必要はなくなるのではないか…」と。
しかし、そう現実は甘くはありませんでした。
なぜなら、川は湖よりさらに離れたところに位置しており、さらに水路を作る間にも村の人々が生きるために湖から水を運ぶ作業をやめることはできなかったからです。
それでも男は、苦労を顧みず「水を運ぶ仕事」と「水路を作る仕事」を同時進行で進めていくことを決意しました。
それからというもの、くる日もくる日も湖からはバケツいっぱいの水を村へ何往復も運んでは、それと同時に、川と村を繋げるべく水路を掘り続けました。
そして数年の月日が経ち、ついに川と村に水路が繋がり無事自動的に水が入り続けるようになりました。
こうして男は、毎日の「湖から水を運ぶ仕事」から解放され、残りの人生を家族と幸せに暮らすことができましたとさ。
と、こんな話です。
『労働所得』と『不労所得』の違い

この物語を一言でいうと、「男が村のために働いて、水を得る」という話でした。
そしてその水を得る手段として、
①「湖から水を運ぶ」
か、
②「川から村まで水路を繋ぐ」
の2つがありましたね。
この話では『水』が村の生命線となっており、生きる上で必要不可欠なモノです。
我々でいう『お金』と一緒ですね。
『水』=『お金』と考えると、
男は働くことで得ていた『水』は『所得』ということになります。
つまり、上の図解のように、
「湖から水を運ぶ仕事」が『労働所得』で、
「川から村まで水路を繋ぐ仕事」が後の結果として『不労所得』となります。
男は、次にケガや病気などにかかってしまって働けなくなってしまった時のために「働かずして水を得る方法」である『不労所得』を考え、一時の苦労よりも一生の所得を狙いにいったのです。
『労働所得』と『不労所得』の違い②
わかりやすく違いを示すと以下の表の通りです。
労働所得 | 不労所得 | |
特徴 |
|
|
時間 | 必要 | 不要 |
労力 | 必要 | 不要 |
収入を得るまでの期間 |
短期間 | 長期間 |
このように、『不労所得』は時間も労力も不要ですが、その不労所得を得るまでには長期間にわたる時間と労力が必要ということです。
つまり、水路が繋がるまでには収入はゼロですが、水路が繋がれば自動的に収入が入ってくるということですね。
おわりに

以上、『労働所得』と『不労所得』の違いについて紹介しました。
いかがだったでしょうか。
皆さんは、『労働所得』と『不労所得』、どちらがいいですか?
僕は迷わず不労所得です!笑
不労所得でお金を得るには様々な方法があると思います。
ネット社会であらゆる所に情報が溢れかえっている今、少しアンテナを立てるだけで色んなところに不労所得に繋がるヒントが隠れているのではないでしょうか。
「時間と労力を売ってお金を得る」労働所得よりも、「半永久的にお金が入る」不労所得を手に入れたいものですね!
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