心理学者「アルバート・エリスの論理療法」から学ぶ“固定観念を捨てることの大切さ”

固定観念が邪魔をして「行動に移せない、実行が遅れる、いい結果が出せない」という経験、あるのではないでしょうか。

本記事では、心理学者「アルバート・エリス」が発明した論理療法から“固定観念を捨てることの大切さ”について学びたいと思います。

アルバート・エリス

まず、アルバート・エリスとはどんな人物なのでしょうか。

アルバート・エリス(1913年9月27日 – 2007年7月24日)は、アメリカの臨床心理学者。論理療法(現・理性感情行動療法:REBT)の創始者として知られた。彼は短期治療法を信じ、ジークムントフロイトによる時間のかかる手法に挑み、アーロン・ベックによる別の技法(認知療法)と共に、今では認知行動療法と呼ばれている分野の基礎を築いた。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

と、エリスは、アメリカの心理学者で、論理療法を発明し現在の認知行動療法の基礎を築いた人物です。

ナンパから生まれた論理療法

そんなエリスは、18歳の頃、非常に大きな勇気を持って、ある実験を決行しました。

当時18歳という多感な年頃のエリスですが、実はとても奥手で女性と話せません。女の子と話すのが苦手なのです。やはり女性と話せないことを、深刻に悩んでいたのでしょう。

「これじゃいけねぇ…」、そう思ったエリスは、ある大胆な作戦に出ます。

ニューヨークのセントラル・パークのベンチに座っている女性に、「すみません、僕と3分だけお話しませんか?」と、話かける。つまり、ナンパをすることにしたのです。

「自分なんかが、女性にすかれるはずがない。」エリスはその日までの人生、そう思って生きてきました。

でも、それは真実なのだろうか?もしかしたら、自分の思い込みかもしれない。よし、ひとつ実験してみよう。女性であれば誰でもいい。100人の女性に声をかければ、一人くらいなら、話をしてくれるかもしれない…。

ところが結果は大成功。100人中、5〜6人の女性が、エリスと仲良く話をしたそうです。100人中5〜6人って結構な高確率で、20人にひとり。1日20回、声をかければ、1回はかならず成功する計算です。

そしてエリスは気づきます。

「自分は別に、すべての女性から嫌われているわけではない!」

エリスは、「自分は女性から嫌われている」という間違った思い込みを捨てることができたのです。

この経験からエリスは、間違った固定観念を修正し、より現実に適応しやすくなる“論理療法”を発案します。

出展:「天職」がわかる心理学 著:中越裕史

固定観念を捨てることの大切さ

と、エリス自身が行ったナンパ実験から、論理療法が発案され、現在の、精神疾患に対する治療でも有名な「認知行動療法」へと繋がってきました。

論理療法とは、一言でいうなら、「〇〇な行動をするから〇〇な結果が生まれる」ということです。

つまり、行動と結果の中間にある固定観念が存在しません。

僕たちは普段、固定観念に縛られて行動することが非常に多くあるかと思います。

「どうせ、私には無理だから」と、行動を制限ます。

しかしそれによって、成し得たであろう成功や、到来していたチャンスの芽を、自らの手で摘み取ってしまっているのです。

真実は挑戦してみなければわかりません。

固定観念という間違った思い込みによって自分の人生に限界を作ってしまっている人はもったいないです。

行動の先には、行動によって得られた結果しかありません。

それは、エリスの勇気あるナンパ実験からもわかるかと思います。100人に声をかけたら5〜6人が振り向いてくれたように、可能性が1%でもある限り、挑戦する価値はあると思います。

そう考えると、何でもできる気がしてきませんか?

つまり、固定観念はあるだけ無駄なのです。

仮に固定観念があったとしてもそれを行動に影響させてはならない。ゼロベース思考で行動していくことがこれからの日本において大切なのではないかと思います。

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